半坪ビオトープの日記


モナルダ属の花は、北アメリカからメキシコにかけて10種以上知られている。一年草または多年草で、茎の断面は四角形。葉は対生し、全縁が多い。耐寒性が強く、丈夫で育てやすい。この濃ピンクや白い花は、モナルダ・ディディマ(Monarda didyma) という。

アメリカ東部に分布し、高さは50〜150cmになる。
花期は6月〜8月。和名は、タイマツバナという。ベルガモットオレンジに似た香りがある。

こちらの薄桃色の花は、モナルダ・フィスツロサ(M. fistulosa) という。こちらもアメリカ東部原産で、高さは50〜120cmになる。
花期は6月〜8月。和名は、ヤグルマハッカという。オレガノに似た香りがある。葉や花を生食やハーブティーに利用する。

岩蔵温泉で見かけたこの風変わりな花は、モナルダ・プンクタータ(M. punctata) という。萼が段咲き状に咲き上がる花姿が珍しい。萼片はライムグリーンから白、淡いピンクと変化していく。小さな花は、黄色に紫のスポットが入る。

プンクタータではほとんどが段咲きとなるが、ディディマでも段咲きは時たま見られる。
花期は6月〜7月。高さは60〜80cmと、ディディマより小型である。