半坪ビオトープの日記


この風変わりな花は、ミズキ科のハンカチノキ(Davidia involucrata)という。属名は、フランス出身の神父、生物学者であるアルマン・ダヴィットの名にちなむ。

中国の四川省雲南省原産の落葉高木で、花についた白く大きい2枚の苞葉が垂れ下がるので、日本ではハンカチノキと呼ぶ。英名は、Dove tree(鳩の木)という。

日本で最初に移植されたのは小石川植物園で、今でもたくさん花をつけるという。これは、池袋南口から目白に向かう所にある、自由学園明日館講堂の前に咲いているもの。自由学園明日館は、1921年、羽仁吉一・もと子夫妻が創立した自由学園の校舎として、アメリカのフランク・ロイド・ライトの設計により建設された。ハンカチノキの向こうに見えるのがその建物で、1997年に国の重要文化財に指定された。

自由学園明日館では、講堂や食堂の見学、コンサートなどの催し物がきめ細かく企画されている。