半坪ビオトープの日記


大国魂神社の祭神は、出雲の大国主神と同じとされる大国魂大神で、本殿の中殿に祀られている。
2世紀初めの創建と伝えられ、大化の改新のとき武蔵国府を置かれ、社を国衙の斎場とし、その後、武蔵総社六所宮となった。
朱雀門は、明治維新百年記念事業として昭和44年に建て替えられた。

折よく神式の結婚式の一行が、神主を先頭に楽曲付きで中朱雀門から拝殿にやってきた。

本殿より大きい拝殿は、切妻千鳥破風銅板葺素木造りで、明治18年に改築され、昭和53年に改修された。
本殿は神座そのものだが、拝殿は人が神に対して祭祀や祈願などを行う場所である。

本殿は四代将軍家綱の命により、寛文7年(1667)に完成した。江戸時代初期の神社建築として、都の有形文化財に指定されている。
構造は、九間社流造、向拝五間、銅板葺、三間社流造の社殿三棟を横に連絡した相殿造と特異である。右の奥にあるが、残念ながら工事中でほとんど見えない。
大国魂神社例大祭は、関東三大奇祭の一つであるくらやみ祭りである。毎年4月30日から5月6日に行われ、5日の神輿渡御が深夜に町中の灯を消して闇の中で行われたため、くらやみ祭りと呼ばれる。