半坪ビオトープの日記


正月の三箇日だけ、金剛院の本堂で江戸時代末期作の三面大黒天が開帳される。
豊臣秀吉も信心したとされる三面大黒天は、大黒天の顔の向かって左に毘沙門天の顔が、右に弁財天の顔が合体し、一度の拝見で「七福神三体分の御利益がある」と伝えられている。

金剛院の本尊は阿弥陀三尊であり、明治元年神仏分離令まで、長崎神社の別当寺だった。金剛院の境内にある大師堂には、弘法大師、興教大師(中興の祖)、専誉僧正(豊山派の祖)の三大師が祀られている。
2日の境内で、半纏を羽織った人々が纏(まとい)振りを先頭に行進する場に出会った。

江戸時代の火消しの纏振りの技を鳶職の職人達が伝承していると思われる。

纏を振ることで邪気を追い払い、木遣り唄を奉納することで参拝者の健康を祈るということだ。