半坪ビオトープの日記


帰りがけに三島市内を散歩した。三島市街地の南部に位置する佐野美術館の隣に、湧水の御殿川の流れを取り込んだ回遊式庭園と伝統的日本家屋が配された隆泉苑がある。
昭和初期に建てられた建物とこの表門は、国の登録文化財に指定されている。

この庭園は佐野美術館の創立者、佐野隆一が親の隠居用に建造したもので、後に遺族により佐野美術館に寄贈された。
門を入ると15世紀李朝の武官石像が苔むした庭にいくつか立っている。

2000坪の敷地内に建てられた建物は、吟味された材料と伝統技術の粋を集めた純日本建築で、書院の間、数寄屋の間などからなる。

苑の中心には心字池が配され、池の周りには梅やしだれ桜、つつじや楓の木が植えられ、四季折々の花や紅葉を楽しませてくれる。