半坪ビオトープの日記


ケイトウと同じヒユ科に属するが別属のハゲイトウ(葉鶏頭)は、アマランツス・トリコロル(Amaranthus tricolor) という。属名は、花被と苞が乾燥してもしぼまないことから、ギリシア語で「しおれない」または「花期が長い」という意味の amaranthos に由来する。

ハゲイトウは、熱帯アジア原産の一年草で、耐寒性はない。高さは80〜150cmになり、葉は10〜20cmで披針形が多い。花序は球形で葉腋に群生する。

葉は初めは緑色で、8月頃から頂葉が黄色、紅色、紫紅色などになって美しくなる。日本には明治後期に渡来した。これらのハゲイトウはすべて8月に近所で見かけたものである。

別名は、ガンライコウ雁来紅)で、雁の渡ってくるころに色づくことにちなむ。
英名は、Joseph's coat で、旧約聖書に登場するヨセフにヤコブが与えた多色の上着のことで、鮮やかな葉色をこの上着に例えている。

こちらが黄色、紅色、緑色のトリコロルの黄本種である。