半坪ビオトープの日記


三色の鮮やかな色の組み合わせがその名になっているのが、アヤメ科のスパラクシス・トリコロル(Sparaxis tricolor) という花である。属名は、ギリシア語 sparasein(避ける)に由来し、不規則に細裂した仏炎苞にちなむ。和名は、スイセンアヤメ属という。
南アフリカ原産の半耐寒性の球根で、高さ40cmほどになる。花は鮭桃ないし朱橙色が基本で、矢の形をした黒い斑紋が入り、花筒部は鮮黄色で美しい。
様々な園芸品種が作出され、スパラキシス・トリカラー・ミックスといって球根を混ぜて売り出されている。

最も多く見かけられるのは、’エクセルシア(Excelsior)’といい、赤・黒・黄の組み合わせが絶妙である。

白い花びらの中心部が黄色の品種は、’アルバ・マクシマ(Alba Maxima)’という。