半坪ビオトープの日記


花径8cmほどの大柄なこのバラは、ナニワイバラ(難波薔薇、Rosa laevigata) という。中国中南部、台湾に自生する。和歌山県、四国、九州では野生化している。江戸時代に大坂の植木屋が普及したので、この名がある。
長いつるから分枝した短花枝の先に白色一重の花を咲かせる。花には芳香があるが、枝や葉柄には太い刺があり、萼片や花柄には細い刺が密生している。
光沢のある葉や伸びやかな花が美しく、病気や害虫も少ないので関西以西ではよく生垣に使われていたが、株が大きくなりすぎ花期も短いので最近は敬遠されているという。