半坪ビオトープの日記


垣根によく咲いている小さな淡黄色のバラは、モッコウバラ(木香薔薇、Rosa banksiae) という。属名は、バラの古代ラテン名に由来する。種名は、イギリスの植物学者バンクスの夫人を記念してつけられた。
垣根に横に広がるのが普通だが、職場の裏庭では桜の木に7mほど這い上り、多くの枝を垂らしていて変わった趣きがある。

中国中南部原産のつる性常緑低木で、江戸時代中期に日本に渡来した。中国名は、木香花。花径2cmの淡黄色または白色の八重咲きの花をたくさん咲かせる。白花には香りがあるが黄花にはない。