半坪ビオトープの日記


大正4年にサクラの返礼としてアメリカより贈られた花が、このミズキ属のハナミズキ(Cornus florida) である。当初の和名はアメリヤマボウシといったが、今ではもっぱら別名のハナミズキと呼ばれている。
アメリカ東部からメキシコ東北部にかけて分布する小高木。

4枚の白い花弁に見えるのは総苞片で、その中心に黄緑色の小さな花が20個ほど集まって頭状花序を作っている。
総苞片が淡紅色のものはベニバナハナミズキ(C. florida cv. Rubra) という。アメリカではこの紅色を基本にさまざまな色合いの園芸品種が作出されている。