半坪ビオトープの日記


中禅寺の隣には、北条国時開基と伝わる曹洞宗の禅寺、龍光院がある。塩田北条氏の菩提寺で、古くは仙乗寺といい、鎌倉建長寺の末寺であったので、当初は臨済宗であったと思われる。
本堂の屋根の棟には、北条氏の紋所「三つ鱗(三角形三つ)」が刻まれている。

本堂には、京都御所の龍の絵を描いたという、当地出身の狩野永琳の筆になる屏風絵が展示されている。

龍光院では、予約をすれば精進料理の山菜膳が味わえる。

少し下ったところにひっそりと(氷上)王子神社がある。小さな神社だが、大規模な太神楽が時々催され、獅子舞が奉納されるという。

神社に接して王子塚という帆立貝式古墳がある。全長50m、5世紀中頃から6世紀前半の造営といわれるが、発掘調査が行われていないので確かなことは不明という。