半坪ビオトープの日記


カヤツリグサが巨大化したようなこの草は、カヤツリグサ属のパピルス(Cyperus papyrus) という。紙の起源で有名なパピルス紙の原料である。キペルスという属名は、本属のある種につけられた古代ギリシア名 kypeiros に由来する。

中央アフリカナイル川源流の湖や浅い河畔に繁茂する多年草で、高さは2〜4mほどになる。別名は、カミガヤツリ(紙蚊帳吊)という。
紀元前2400年頃(4400年前)のエジプトで、この茎からパピルス紙が作られた。英語のペーパー(paper) の語源にもなっている。