半坪ビオトープの日記


夏から秋にかけて高原で咲くマツムシソウ(Scabiosa japonica)によく似たこの花は、マツムシソウ属のスカビオサ・コルンバリア(Scabiosa columbaria)の園芸品種で、ブルーバルーン(Blue Balloon)という。
スカビオサという属名は、ラテン語 scabies(疥せん)に由来し、本属のある種の植物が疥せんに薬効があると信じられたことにちなむ。

ヨーロッパから西アジア原産の多年草で、英名は small scabious というが、高さは50cmほどになる。花色は明紫色、桃色、青色などがある。

原種は夏咲きだが、改良品種の"ブルーバルーン"は、秋から初夏まで長い期間咲き続け、冬の寒さにもとりわけ強いので広く好まれている。