半坪ビオトープの日記


紅色の長い花穂が美しいこの花は、ワレモコウ属のカライトソウ(唐糸草、Sanguisorba hakusanensis) という。サングイソルバという属名は、ラテン語 sanguis(血)と sorbeo(吸う)に由来し、ワレモコウのように本属の植物が古くから止血薬として用いられたことにちなむ。

和名の唐糸草は、美しい雄しべの花糸を中国渡来の絹糸にたとえたもの。日本原産で、中部地方西北部の雪の多い高山帯から亜高山帯の草原に自生する。

垂れ下がる10cmほどの花穂の先の方から花開く。花期は7月から9月。この花穂は20cm近くあり、かなり改良の進んだ園芸品種と思われる。