半坪ビオトープの日記


赤い萼片に黒い実の組み合わせが面白い、ミッキーマウスの木という通称名のこの木は、オクナ・セルラタ(Ochna serrulata) という。属名は、ギリシア語 ochne(野生のナシに対してホメロスが用いた名)による。

南アフリカ原産の常緑低木で、高さは1.5mになる。香りのよい花は黄色で、花期は5〜8月。萼片は多肉の黄緑色で、次第に鮮やかな赤色に変わり、黒い球形の石果がなる。果実期は6〜10月。

英名は、bird's-eye bush あるいは Mickey-Mouse plant という。左の組み合わせをひっくり返すとミッキーマウスの顔に似ているといえよう。
家の近所ではあまり見かけないのだが、この日は2か所で見つけた。いつも風変わりな赤と黒の果実期になってから気がつくので、黄色の花にはなかなかお目にかかれない。