半坪ビオトープの日記


青紫色の小さな花は、ゴマノハグサ科のペンステモン・アウァツス(Penstemon ovatus) という。園芸上はオバタスと呼ぶ。属名は、ギリシア語 pente(5)と stemon(雄しべ)に由来し、仮雄ずい1個が目立つので雄しべが5個あるように見えることにちなむ。

和名はイワブクロ属といい、別名ツリガネヤナギという。カナダのブリティッシュ・コロンビアからオレゴン州にかけて分布する多年草で、耐寒性、耐暑性が強く、6月に花径2cmの花を咲かせる。

去年の今頃見かけたこちらの花は、ペンステモン・ディギタリス(P. digitalis) というが、園芸上はジギタリスと呼ぶ。北アメリカのサウス・ダコタ、テキサス州に分布する、耐寒性、耐暑性の強い多年草
濃赤紫色の葉と薄ピンクの花のコントラストが好まれている。フスカーレッド(Fusker Red) あるいはハスカーレッド(Husker Red) と呼ぶ園芸品種がよく出回っている。