半坪ビオトープの日記


紫色の風変わりな形の花を咲かせているのは、クサトベラクサトベラ属のアエムレ(Scaevola aemure) だが、一般には英名のブルーファンフラワー(blue fan flower) と呼ばれている。
スカエヴォラという属名は、ラテン語 scaeva(左の)から派生した、古代ローマの英雄マキウスの添え名かに由来し、伝説によれば敵王の暗殺に失敗して捕えられた時、火刑を拒否して自らの右手を焼き、勇気を示して「左手の人(Scaevola)」という称を得たといわれ、片手に似た花冠の形にちなむという。

ブルーファンフラワーはオーストラリア原産の匍匐性多年草で、花期は5〜11月だが、半耐寒性があるので霜にあてなければ冬を越せる。

これは7月に見かけたときのもの。花色は紫色が基本だが、赤紫や白色もある。