半坪ビオトープの日記


一般にロベリアの名で出回っているこの花は、キキョウ科のローベリア・エリヌス(Lobelia erinus) という。属名は、フランドルの植物学者でイギリスのジェームズ1世の侍医だったローベルの名にちなむ。和名は、ミゾカクシ属という。
エリヌスの和名は、ルリチョウソウ(瑠璃蝶草)で、別名は、ルリミゾカクシ(瑠璃溝隠)、ルリチョウチョウ(瑠璃蝶々)という。

南アフリカ原産の一年草で、草丈は10〜25cm。茎は細く、直立性と匍匐性のものがあり、よく分枝する。

葉は基部では長楕円形だが、茎頂では極めて細い線形となる。花は15mm前後で、多数が総状花序に固まって咲く。

花期は4〜6月で、暑さ、寒さには少し弱いが、丈夫でよく繁茂するので寄せ植えや鉢植えに向く。

花色は、紫、水色、赤紫、藤色、濃桃色、ピンク、白のほか、花冠喉部に白色の目が入るものもある。