半坪ビオトープの日記


ユリ属の花は世界で約100種あり、内15種が日本に自生し、その半数は日本特産であり、しかも観賞価値が高いものが多く、園芸品種の親ともなって世界的に有名である。
ユリ属の分類は大きく4つに分かれる。テッポウユリ系、ヤマユリ系、スカシユリ系、カノコユリ系の4つである。
カノコユリ(L. speciosum) は、英名が、Japanese lily となっているが日本の九州、四国以外にも、台湾などに分布する。
桃色の花被片のふちが白い覆輪となり、濃紅色の鹿の子との対比が美しい。カノコユリの花被片は強く反り返り、花期は7月中旬から8月中旬である。この花はカノコユリそのものではなく、カノコユリ系の園芸品種と思われる。

カノコユリに似ているこの花は、リリウム’ル・レーヴ’というカノコユリ系とスカシユリ系の交雑品種と思われる。

薄く鹿の子があって八重咲きのこの花も、おそらく同様の園芸品種と思われる。