半坪ビオトープの日記


もっぱらアッツザクラと呼ばれているこの花は、ロドヒポクシス属のバウリー(Rhodohypoxis) という。属名は、ギリシア語 rhodon(バラ色)と近縁のコキンバイザサ属(Hypoxis) に由来する。種名は発見者のバウル(Baur) の名にちなむ。

南アフリカの高原に分布し、日本には1935年に渡来した。和名はアリューシャン列島のアッツ島を意味する。第二次大戦中に日本軍がアッツ島で玉砕したころにアッツザクラの名で売り出されたためにこの名が定着したもので、実際にはアッツ島とは関係がない。

桃色が基本だが、濃桃色や白色など園芸品種はたくさんあり、日本でもかなり作出されている。