半坪ビオトープの日記


半日蔭でもよく咲くこの花は、ユキノシタ科ベルゲニア属のヒマラヤユキノシタ(Bergenia stracheyi) という。属名は、フランクフルトの医師で植物学者のベルゲン(Bergen) の名にちなむ。種名はヒマラヤで植物採集したイギリス人ストレイチ(Strachey) の名にちなむ。
ヒマラヤ周辺が原産の宿根草で、日本には明治初期に渡来した。寒さや乾燥に強く、丈夫で日照はあまり問わない。花期は12月から4月と長く、花径1cmほどの小花を横向きにたくさん咲かせる。
ユキノシタ属(Saxifraga)に近いとはいえ、ユキノシタのように葉に密生した毛はなくすべすべしている。別名がオオイワウチワ(大岩団扇)というように、長さ20cmほどになる大型の葉が特徴的である。