半坪ビオトープの日記


昔は三色すみれといっていた園芸品種がスミレ属のパンジー(Viola × wittrockiana) である。英名は、ガーデンパンジー(garden pansy) で、元の親はヨーロッパ、西アジアに広く分布するトリコロル(V. tricolor) でその名も三色を示している。
パンジーという名は、フランス語のパンセ(pensée 思い)に由来する。シェークスピアの「真夏の夜の夢」では、妖精の王オペロンが眠っているタイテイニアの目にこの花の汁を垂らすと、彼女は眠りから覚めて最初に見た男に恋をする。だからこの花を身に着けていれば異性の愛情が得られるとされ、古くは歓心をつなぎとめたい人にこの花を贈ったので聖バレンタインの花とされていた。
寒さに強く、9月から5月までと開花期が非常に長いので、肥料切れに注意して長く楽しみたい。