半坪ビオトープの日記

センリョウ

明けましておめでとうございます。本年も引き続き、近辺で見かける花を中心に紹介していきますのでよろしくお願いします。
さて、玄関脇にもよく植えられていて、赤い実が正月の生け花用に使われるのが、センリョウ科センリョウ属のセンリョウ(Chloranthus glaber) である。属名は、ギリシア語 chloros(緑色の)と anthos(花)に由来し、ある種の花色にちなむ。
本州中部以西から中国、インドなどアジア東南部に分布する常緑小低木で、高さは50〜80cm。山林の半日蔭に自生し、6月中旬に目立たぬ花を咲かせ、12月頃から実が赤熟する。
千両とは江戸時代初期からの縁起を担いだ書き方で、それ以前は仙蓼と書かれた。実が黄熟するものはキミノセンリョウ(黄実千両、var flavus)という。