半坪ビオトープの日記

ソヨゴ

モチノキよりなおもまばらに実がなっているのが、モチノキ属のソヨゴ(冬青、Ilex pedunculosa) である。種名は、花柄が長いことを意味する。和名は、風が吹くとそよそよと葉がそよぐことに由来する。冬青とは、冬でも葉が青々としているからであろう。別名は、フクラシバ。
関東以西の日本と中国中南部に分布する、常緑中高木。葉は互生し、革質で光沢があり、ふちは全縁だが多少波打つ。
6月頃、長い花柄の先に径4mmの白い花を咲かせる。果実は3〜4cmの長い柄の先に1〜3個垂れ下がり、直径8mmで赤く熟す。
青々とした葉に長い柄の赤い実が程よく実り、庭木として人気がある。器具材、床柱としても使われる。