半坪ビオトープの日記

セイヨウヒイラギ

尖った葉に赤い実がなっているのは、モチノキ属のセイヨウヒイラギ(Ilex aquifolium) という。英名は、English holly あるいは、European holly という。
地中海沿岸および西アジア原産の常緑高木で、高さは6m以上になる。互生の葉は粗い波状をなし、鋭鋸歯状を呈するが、老木になるにつれ丸くなる。
径1cm程の果実は液果で赤熟するが、非常に苦いので鳥に食べられる恐れは少ない。
古代ローマではサトゥルヌスの木とされ、その祭りの直後の12月25日の冬至祭で用いられたため、後にクリスマスにつきものの装飾とされ、クリスマスホリーと呼ばれるようになった。