半坪ビオトープの日記

今回、近くの南房パラダイスに行った。多くの温室に熱帯性植物がたくさん見られた。あまりにも特異な花は省略し、都内でも見かける花やそれに関連がある花を取り上げてみる。

キャッツテール

赤い紐が垂れているように見える花は、トウダイグサ科アカリファ属のヒスピダ(Acalypha hispida) という。属名は、本属の植物がイラクサに似ていて、その古いギリシア名 akalepe に由来するという。
和名は、エノキグサ属のベニヒモノキという。西インド諸島原産で、熱帯では常緑の大低木となる。花序は赤い小さな花が密に集まり、長さ20〜50cmとなり、垂れ下がって美しい。
右上の花は、同属のヒスパニオラエ(A. hispaniolae) 。ベニヒモノキ草本版で、園芸上は英名のキャッツテール( cattail)という名で呼ばれる。ベニヒモノキより葉の大きさが一回り小さく、花序の長さも短い。
これも温室で育てるのが一般的だが、通勤途上で見かけたことがある。