半坪ビオトープの日記

ラッセリア(ハナチョウジ)

ほとんど葉が退化し、節くれだった茎のみが垂れ下がって、赤い筒状の花が縦にいくつも並んで咲く風変わりなこの花は、ゴマノハグサ科ラッセリア属のエクイセティフォルミス(Russelia equisetiformis)という。属名は、「アレッポの自然史」(1756)の著者であるイギリス人ラッセル(Aleppo Russel)にちなむ。
メキシコ原産の常緑小低木で、茎は弓状に下垂する。花は橙赤色で、2.5cmほどの筒状の花は1〜3個固まってつく。和名のハナチョウジ(花丁子)は、花の形がハーブのクローブにするチョウジに似ているため。
開花期は6〜10月で、10℃以上あれば周年咲く。園芸上はラッセリアと属名で呼ぶことが多い。