半坪ビオトープの日記

峠越えの旅人像

モン・プローザ(Monte Prosa 2736m)とフィビア(Fibbia 2738m)という山にはさまれた、ゴッタルド峠(Passo del St. Gottardo 2091m)には湖や池がたくさんある。中心のピアッツァ湖の周りには、博物館、レストラン、ホテル、郵便局や礼拝堂などの建物とマリア像などの銅像がある。
この峠が本格的なルートとして開削されたのは1200年頃。ミラノからルツェルンチューリヒを経由しドイツと結ぶ最短ルートとして登場した。峠から南はイタリア語圏なのでここの表記はイタリア語となっている。
ピアッツァ湖畔の小さな丘の上には石積みの見張り所があり、その後ろに馬上の旅人と案内人の銅像がある。昔は大変な苦労をして峠を越えていたことが偲ばれる。
丘にはコゴメグサの仲間のエウフロシア・ロストコビアナやミニマの白い花が咲いている。