半坪ビオトープの日記

ユリノキ(チューリップノキ)

このユリノキは、モクレンユリノキ属で、高さ約40mにもなる落葉高木。北米東部原産で、日本には明治初期に渡来した。葉は互生で長さ6〜15cm。形が半纏や奴凧に似ているので、ハンテンボク、ヤッコダコノキ、グンバイノキなどともいう。学名 Liriondendron tulipifera の属名(lilion=lily, dendron=tree )からユリノキといい、英名 (Tulip Tree)からチューリップノキという。チューリップ形の花だが帯黄緑色で高い木の枝先に咲くため、花に気づかない人も多い。特にプラタナスの葉と形が似ているので見分けにくい。幹の樹皮がまだらにはげているのがプラタナスだ。これは先日、赤塚植物園の入り口で見かけたもの。上野国立博物館の入り口のユリノキは特に大きくて立派だ。
さて、水槽のヤマアカガエルのオタマジャクシの食欲は旺盛で、たくさんホウレンソウを食べるから水も汚れて掃除がたいへんだ。少しも成長しないものも10匹ほどいるが、大きいものにはとうとう足が出てきた。足が出てから手が出るまでには、昨年のデータによれば最短で8日かかる。そろそろ上陸の準備を考えよう。