半坪ビオトープの日記

ネズミモチ(鼠黐)

ネズミモチは関東以西の暖地の海岸などに生える日本原産の常緑小高木で、紫黒色の果実がネズミの糞に、葉がモチノキに似ているところからの名である。ほかにタマツバキ、ネズミノフン、ネズミイボタ、ネズミノマクラなどの名もある。トウネズミモチは、これより花序が大きく葉も実も一回り大きい。明治初期に渡来し、都会を中心に広く植えられている。どちらも長さ10cmほどの円錐花序をだし、小さな白い花を多数つける。花はイボタノキにも似るが、葉はより堅く円錐花序も大きい。トウネズミモチは葉脈が裏から透けて見えるので区別できる。
果実を干したものを漢方で女貞といい、強壮薬にする。