半坪ビオトープの日記

ユキヤナギ(雪柳)

一昨日20日に東京のサクラの開花宣言があり、あちこちでサクラが咲きはじめている。ビオトープでもまた、昨夜からヤマアカガエルが鳴き出した。前は、キララララと鳴いていたが、今回はケロロロロと鳴いている。
これはあきこちで咲いているユキヤナギ。葉がヤナギに似て白色の小さな花が雪の降りかかったように、枝に群がり咲くところからユキヤナギと名付けられた。古くはコゴメバナ(小米花)、コゴメヤナギ、コゴメザクラ、イワヤナギとも呼ばれた。
バラ科シモツケ属で、学名(Spiraca thunbergii Sieb.) のツンベルグスウェーデン人の名。シーボルトが2度目の帰国の時、この花をヨーロッパに伝えた際に、先輩のツンベルグを記念して命名したもの。
高さ1〜1.5mになる落葉低木。枝は細長く垂れる。3〜4月、新葉と同時に小さな白い五弁花が2〜3個ずつ固まって咲く。関東以南の本州、四国、九州、中国の川沿いや岩の上などに自生。寒さに強く日本全国で栽培され、庭木のほか切花にもよく利用されている。