半坪ビオトープの日記

オウバイ(黄梅)

このオウバイも2月には既に咲いていた。普通は一重だが、これは珍しく八重咲きで上品な感じがする。
ウメの咲く時期に咲き、花の形もよく似ているため「黄色い梅」と名付けられた。中国原産で古い時代に渡来した。耐寒性があり、中国ではどの花よりも先に開花するので、嘉祥の花とされ、漢名は迎春花という。
半つる性の枝は茎とともに緑色で四角く、長さ60〜180cmに達する。よく枝分かれし、先が下に垂れ、地につけば根を下ろし叢生する。土質も選ばず、盆栽や鉢物にもよく使われる。
モクセイ科ソケイ属(Jasminum)で、属名になったソケイは英名でジャスミンといい、香水の原料をとる。同じ仲間とはいえ、オウバイには香りはなく、結実もしない。