半坪ビオトープの日記

ヒイラギの花

近くの家の軒先にヒイラギ(柊)の花が咲き出した。ヒイラギとはひいらぐ(疼ぐ)で、痛いという意味の古語が転化したものと言われる。葉に刺があり、触ると痛い。
節分の時、ヒイラギの枝葉に焼いたイワシの頭を刺して門口に挿す風習が昔は全国にあったが、刺と悪臭でオニを追い払うためである。年を経るとこの木のように刺がとれて丸くなるのは人間と同じだ。
ちなみに、クリスマスに使うセイヨウヒイラギは、春に白い花が咲き冬に赤い実をつけるが、このヒイラギは春に青黒い実をつける。