半坪ビオトープの日記


本州中部に自生するシデコブシ(幣辛夷、Magnolia tomentosa)は、4mに満たない低木で、12〜18弁の白花あるいは淡紅色の花をつける可憐な花である。

別名、ヒメコブシともいい、淡紅色の花はベニコブシともいわれる。花弁の外側が色濃く、蕾のときも趣がある。子供のころから好きな花の一つである。

後日、白いシデコブシを見かけたので追録しておく。

こちらも3月下旬に咲いていたコブシ(M. praecocissima) で、日本全国と済州島に自生する。ふつう花柄に1枚の若葉を付ける。
同じく日本全土に自生する、コブシに似たタムシバは、花柄に若葉が付かず、コブシが平地に自生するのに対し山地に自生する。

モクレン属には多くの見慣れた花があるが、春に咲くものが多い。3月初めには咲いていたハクモクレンに対し、このシモクレン(紫木蓮、M. quinquepeta) は、4月初めに咲きだす。
花色の淡いトウモクレンや色の濃いカラスモクレンなど、園芸品種がたくさんある。

後日、トウモクレンを見かけたので追記しておく。