半坪ビオトープの日記


この草は、「月うさぎ」という名で出回っていたが、何のことはない、日本中で雑草と目される、イネ科チカラシバ属のチカラシバ(Pennisetum alopecuroides) の園芸品種である。ペンニセツムという属名は、ギリシア語 penna(羽)と seta(剛毛)に由来し、小穂が剛毛に囲まれていることにちなむ。

一般には、ペニセツムの名で流通していて、この種ではリトルハニーという園芸品種が、ほかにもアフリカ原産のセタケウムやビロスムの園芸品種がいくつか知られている。

こちらの草は、メダカソウとかカンザシスゲの名で出回っている、イネ科のボウテロウア・グラキリス(Bouteloua gracilis) という。
北米南西部原産の半常緑耐寒性多年草で、花期は6・7月、10・11月と2回ある。メダカが泳いでいるような穂の姿が好まれている。