半坪ビオトープの日記


青地に白色の覆輪が美しいこの花は、ミヤマホタルカズラの園芸品種で、’ザ・スター’(Lithodora diffusa 'The Star')という。
リトドラという属名は、ギリシア語 lithos(石)と dora(皮)に由来し、果実の裂開の仕方にちなむものと思われている。

ミヤマホタルカズラは、ヨーロッパ西南部からフランス西北部に分布するムラサキ科の常緑低木で、高さは35cmになる。星形の花冠は1.5cmほどで、花期は4〜6月とされる。日本に自生するホタルカズラ(Lithospermum zollingeri)は、同じムラサキ科だがリトスペルムム(ムラサキ)属で、属を異にする。園芸品種は高さ15〜25cmと小振りで、一年草扱いで出回る。
こちらは青一色の、’ブルー’(L. d. 'Blue')という園芸品種である。これが原種に最も近い。

’ザ・スター’を白くした’ホワイト’(L. d. 'White')という品種も出回っている。