半坪ビオトープの日記


最近、近所で見かけた花をいくつか紹介しておきます。この花は、花の形が熨斗に似ているため、ジャノヒゲ属のノシラン(熨斗欄、Ophiopogon jaburan) という。
西日本の樹林下に自生する常緑多年草で、葉の長さは80cmにもなる。学名がヤブランとなっているが、よく花壇に植えられる藤色のヤブランとは属が違う。属名は、ギリシア語 ophis(ヘビ)と pogon(ひげ)に由来し、和名にちなむ。

花期は7〜9月。昔から庭の下草として利用され、斑入り種など園芸品種もある。この近くでは、おとめ山公園に群生している。

ヤブラン(Liriope platyphylla) が咲き出したので、追記しておく。本州以南の山地の木陰に生える多年草だが、庭には斑入り葉の園芸種がよく植えられている。