半坪ビオトープの日記


常緑のグラウンドカバーとして内外に人気の高いこの多年草は、ツゲ科フッキソウ属のフッキソウ(富貴草、Pachysandra terminaris) という。別名は、キッショウソウ(吉祥草)という。
パキサンドラという属名は、ギリシア語 pachys(太い)と aner(雄しべ)に由来し、肥大した雄しべの花糸にちなむ。白い花弁に見えるのは雄しべである。英名は、Japanese pachysandra という。

日本全国および東アジアの山地に広く分布し、耐暑性、耐寒性に優れ、高さ20〜30cmになる。花期は3〜5月だがそれほど観賞価値は認められていない。

斑入りの園芸品種は、ウァリエガタ(P. t. 'Variegata') といい、葉はやや小さいが多くつき好まれる。