半坪ビオトープの日記


皇居東御苑は旧江戸城の本丸と二の丸を中心とした地域で、面積は約21万㎡もある。
東御苑には大手門、平川門と、北の丸公園の南にあるこの北桔橋門の3ヶ所から入ることができる。

北桔橋門から入ると目の前に天守台が構える。その脇にある桃華楽堂は、香淳皇后の還暦を記念して1966年に建てられた音楽堂で、屋根はテッセンの花弁を象っている。八つの壁面には羽ばたく鳥を中央に、日月星など様々なイメージの図柄が陶片で描かれている。

江戸城の本丸跡には天守台だけが残っている。天守閣は1607年、二代将軍秀忠の代に完成したが、その後大修復され、1638年三代将軍家光の代に日本最大の天守閣が完成した。外観5層、内部6層で高さは58mあった。しかし1657年、明暦の大火(振袖火事)で飛び火により全焼し、以後再建されなかった。

天守台から見晴らす東御苑は、芝生広場を全景にソメイヨシノ、里桜の群落、江戸ヒガンの林が映り、武蔵野の雑木林にはヤマザクラも咲く。

スポーツや飲酒が禁止なので純粋にお花見を楽しむことができる。天守台の近くには、トウゴクミツバツツジが咲いていた。