半坪ビオトープの日記


甲州街道鎌倉街道(現在の府中街道)の交差するところに、都の旧跡に指定されている府中高札場跡がある。高札とは、法度、掟書、犯罪人の罪状などを記し、交通の多い市場や辻に掲げて一般庶民に知らせる板札で、御高札または札の辻と呼ばれ、その場所を高札場という。

中世末期からあり、江戸時代が最も盛んで、明治3年に廃止された。江戸には日本橋など6ヶ所の大高札場をはじめ35ヶ所に高札場があり、全国では6万を超えた村々にあったという。

府中の高札場は屋根を有して大きく6枚位の高札が掛けられていた。この右隣に、大国魂神社例大祭(くらやみ祭り)のとき八基の神輿が渡御するお旅所がある。