半坪ビオトープの日記


つつじ苑の右には乙女稲荷神社があり、入口が3ヶ所あってそれぞれに鳥居がある。これは根津神社の西門に近い中央の鳥居である。

つつじ苑に沿って続く参道が一番長く、千本鳥居というほど多くの奉納された朱の鳥居が立ち並ぶ。

池を見下ろす舞台造りの社殿からは、根津神社の社殿全体を一望できる。祠は穿たれた穴の中にある。祭神は、倉稲魂命である。
倉稲魂命(うがのみたまのみこと)は、日本書紀の表記で、古事記では宇迦之御魂神と表記される。穀物神から農耕神、商工神として、一般に稲荷神として祀られている。

この庚申塔は、江戸時代街道の辻に建てられていた6基の庚申塚が、明治以降の道路拡張により取り除かれ根津神社に奉納されたものである。最も古いのは寛永9年(1632)のものである。

この塞(さい)の大神碑は、元々は村境を守る神で、通称駒込の追分(旧中山道と旧岩槻街道の分岐点)にあった。明治6年に建立され、明治43年に道路拡張のため根津神社に移築された。

その右奥に駒込稲荷神社がある。祭神は、伊弉諾命・伊弉冊命・倉稲魂命級長津彦命級長戸辺命である。級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)は、風雨を司る風神で、暴風を鎮めるために祀られる農耕神である。
かつての徳川綱重の屋敷の守り神で、今の根津神社より古い。屋根に三葉葵の紋がついているという。
この後、巣鴨まで1時間ほど歩き、染井温泉で半日のんびり過ごした。