半坪ビオトープの日記


上りの1号路は山頂で終わり。下りは尾根道の稲荷山コースが滑りそうなので6号路、つまり琵琶滝コースをとることにした。
下り始めるといくつかの花に出会った。この目立たぬ花は、キク科コウヤボウキ属のコウヤボウキ(高野箒、Pertya scandens) という。昔、高野山では竹を植えることを禁じていたので、この枝を集めて箒にしたことに由来するという。
関東以西の山地に自生する草本状の小低木で、花期は9〜10月とされる。同属にはカシワバハグマがあり、オクモミジハグマに似る。

黄色い小花が集まって咲いているこの花は、アキノキリンソウ(Solidago virgaurea var. asiatica) という。
原種は北半球に広く分布していて、日本にはこの亜種や高山に咲くミヤマアキノキリンソウ(S. v. var. leiocarpa) が自生する。

こちらのアザミは関東地方で最も普通に見られる、タイアザミ(大薊、Cirsium nipponicum var. incomptum) である。

ナンブアザミ(南部薊)の変種で、別名、トネアザミ(利根薊)ともいう。