半坪ビオトープの日記


薬王院の飯綱権現堂の上には不動堂がある。室町時代初期の作とされる不動三尊像が安置されている。さらに進むとようやく高尾山頂に着く。10月下旬の時点では、まだ紅葉は始まっていない様子だ。
高尾山(599m)は「明治の森・高尾国定公園に指定され、また東海自然歩道の東側の起点ともなっている。

山頂の広場は「十三州大見晴台」とも呼ばれ眺望のよさが有名だが、この日はあいにくどんよりと曇っていて富士山の姿も見えなかった。
「こんな天気ではお客も少ない」といいながら「やまびこ茶屋」のおばさんが店を閉めてしまったので、楽しみにしていたお昼は下山後に延期となった。
茶屋の脇には「高尾ビジターセンター」があり、高尾周辺の自然や歴史などの資料を展示している。

山頂にはまだ、タマアジサイHydrangea involucrata) の花が一つだけ咲き残っていた。福島県から岐阜県の本州中部と伊豆七島に分布し、蕾が球形なのが特徴である。