半坪ビオトープの日記


真夏の代表花であるヒマワリ(Helianthus annuus) がまだ咲いていた。といっても花壇用の中心部が濃茶色をしている巨大輪の普通のヒマワリはどこでも枯れていた。属名は、ギリシア語の helios(太陽)と anthos(花)に由来する。
アメリカ原産の一年草で高さは1mから2mにもなる。日本には1666年に渡来した。頭花は20〜30cmと大きい。

ギリシア神話には「水の精クリチェが太陽の神アポロンにかなわぬ恋をした。土の上に立ってアポロン(太陽)を見つめていたら、ついに9日目にヒマワリになってしまった。こうしてヒマワリは今でもアポロンを見つめ続けている」という悲恋物語がある。
この花は、オータム・ビューティー(Autumn Beauty) という。舌状花の中心寄りが茶色に染まっている。

この少し小振りのヒマワリは、北アメリカのテキサス州原産のシロタエヒマワリ(H. arguphyllus) の園芸品種と思われる。高さは1mを少し超える。
ヒマワリは南米の古代インカ帝国では太陽神のシンボルとしてあがめられ、現在ではペルーの国花となっている。