半坪ビオトープの日記


翌日は松川温泉から樹海ラインを八幡平へ向かった。八幡平は岩手・秋田県境にある、八幡平、秋田駒ケ岳、秋田焼山、岩手山の四つの活火山のうち唯一噴火記録を持たない火山だが、噴気活動は盛んである。途中、勢いよく蒸気が噴出している「太古の息吹」がある。

八幡平ではアオモリトドマツの原生林の間に大小の沼が散在し、高層湿原の木道を歩く散策・トレッキングコースが多数あるが、まず山頂レストハウスから八幡平頂上へ、鏡沼・メガネ沼コースをとった。
間もなく、直径4mほどの火口跡に日本特産のキヌガサソウ(Paris japonica) が群生していたが、7月上旬の盛りはとっくに過ぎて白色のはずの外花被片はかなり色あせていた。


鏡沼を見渡す日当たりのよい道端には、ミヤマアキノキリンソウ(Solidago virgaurea var. leiocarpa) がちらほら見かけられた。