半坪ビオトープの日記


イギリスでも、ユリの花は古くから祝言の花の一つであった。イギリスでは、ユリの花を踏めば家族の女の純潔が汚されるというし、ユリの夢は吉夢だという。
香りが強いうえに、弔花にも用いるので、今でもユリを屋内へ持ち込むのを嫌う人が多い。また、この花(特にオニユリ)のにおいをかげば顔にそばかすができるというし、マドンナ・リリーは魔物を近付けないといって、好んで庭に植える。
さて、世界に誇れる日本の代表といえるヤマユリそのものは、近頃、街中ではなかなか見かけなくなったが、ヤマユリ系で最もよく見かけるのは、このカサブランカ(Casa Blanca) であろう。ヤマユリを一回り大きくして、純白になっている。
今までに取り上げた、コンカドール(イエローカサブランカ)やパープルカサブランカ、レッドカサブランカと、今やカサブランカ全盛時代とも言える人気がある。

このユリの花は、ムスカテッドという。桃色種と白色種がある。

花の中心が黄色になるこのユリの花は、OTハイブリッドのホワイトトロフィー(White Trophy) と思われる。