半坪ビオトープの日記


クレマチスの名は「葡萄のつる」のギリシア語に由来するが、古代の人々は実際ブドウの仲間と信じていたという。
古代ローマ人は雷よけになると信じ、家の壁につるをはわせた。ところがドイツ人は逆に、稲妻を誘い落雷を引き起こすと考えていたといわれる。

クレマチスには各国で変わった呼び名があるという。英語では「旅人の楽しみ」、フランス語では「処女の寝室」、イタリア語では「ごま塩ひげ」など。

また、エルベ・オ・ギュ(乞食草)というフランスの呼び名の由来は、クレマチスの葉をつぶして皮膚につけ、ただれを作って通行人の同情を引いたことによるとされる。

それに比べると、日本のカザグルマ(風車)は素直な呼び名であり、別名もクルマバナぐらいであまり多くない。