半坪ビオトープの日記


ようやく春になったので、板橋区立赤塚植物園に出かけた。春早く咲くのはマンサクだが、それより早く1月には咲くのがこのシナマンサク(Hamamelis mollis) という。ハマメリスという属名は、ギリシアhama(ともに)と melon(リンゴ、果樹の実)に由来し、花と果実が同時につくことにちなむ。
シナマンサクはその名の通り中国原産の落葉低木で3〜7mになる。中国名は金縷梅。マンサク属でもっとも花が大きく、花弁の長さは1.5〜2.3cmあり、よい香りがする。マンサクより早く1月には咲き始める。
開花時期にも枯葉が残っているのが特徴である。花は黄金色で、基部は赤または赤褐色で美しい。
下の花はマンサク(H. japonica)。日本固有種で北海道から九州の山地に広く分布する。