半坪ビオトープの日記


化粧桜とも乙女桜とも呼ばれるのはプリムラサクラソウ)属のプリムラ・マラコイデス(Primula malacoides) 。属名は、ラテン語 primus(最初の)の縮小形で、他の花に先駆けて春咲く花にちなむ。
この属は500種以上が知られ、主に北半球の高山地帯に分布し湿地を好む。マラコイデスは中国雲南省四川省原産の多年草で、高さは20〜50cm。多くの園芸品種が作られたが、夏には弱く園芸上は一年草で扱う。花色も桃、赤、紅、藤、白などがある。
耐寒性のウグイス系は、スーと伸びた花茎に多数の花を輪状に数段つけ、花壇やプランターに向き、風にそよぐ姿が美しい。半耐寒性のフジザクラ系は、桃色の大輪で花弁は波状弁となり、花茎の節間が短くズングリしている。主に鉢花用として出回る。