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普通のアジサイの装飾花の萼片は四角が基本で、ひし形や丸みを帯びる品種もあるが、この菓子皿型の萼片をもつ品種はウズアジサイと呼ばれる。装飾花はどちらかというと小さくなり、離れることが多い。
本来のアジサイは高さが１〜２ｍにもなる落葉低木だが、セイヨウアジサイは矮性の鉢物用が多く、室内でも楽しめる点が魅力の一つでもある。
すべてが装飾花となっているアジサイの中性花でも、盛りを過ぎて色褪せる頃にはごく小さい花を咲かせる。小さな花弁や雄しべもあるが、中性花というように雌しべはなく結実はしない。
また、ひとかたまりの装飾花の真ん中をかき分けてみると、装飾花のすぐ下に小さな両性花が隠れていることも多い。